観音寺

 寛永4年(1627年)、真福寺(今泉)七世 来庵大撮大和尚 により開闢。延享元年(1744年)、小出島村の庄屋 小島清右衛門春永氏が旅の途中に激しい雷雨に会うも、奉持していた観音像を礼拝したところ、たちまち雷神鎮まる。この霊験を奇特として帰国後、観音像をお祀りした水月堂を建立。真福寺 十八世 鷺汀智洲大和尚を勧請して開山とする。

 享保3年(1718年)、一貫夢心大和尚、「たたき地蔵」建立。当初は火伏地蔵として魚野川畔広場にあったが、明治13年4月19日、堀之内警察署小出派出所の建設の為、現在地に移転。天下の奇祭「しねり弁天」と並んで世に行わる。 
 天保12年(1841年)2月焼失。天保13年5月再建、山号を「興源山」とする。
 
 明治6年より14年まで、関矢才二郎(歳治郎)氏を初代校長に小出小学校にあてられる。昭和の初めより昭和30年代中頃まで藪神村(広神村)村長の発案により観音寺朝市が参道にて開かれていたが、農家の貴重な現金収入の場として盛況だったという。昭和37年、本堂を水月堂と合体し再建。本堂の天井には小出の画人“伊倉南斉”による「孔雀芙蓉の図」が残されている。

住所:新潟県魚沼市小出島596
御朱印:あり(要予約)
行持:しねり弁天たたき地蔵まつり

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